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完璧じゃなかったけどグレートだった実写ジョジョ

形兆の字を間違えておりました。すみませんでした。現在は正しく書き直しております

 

実写ジョジョ観てきました〜 (ネタバレ有り)

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ただ単純に面白かったです。

でもやっぱり俯瞰の杜王町は外国感が否めなかったし、同じような髪型の不良が仗助の髪型をバカにするのもおかしかった。だから完璧とは言えない。

だけど面白かった

 

まず何がすごいかってテーマが一本通ってるんですよね。

いやそもそも4部には「平和な街に潜む悪」って言うのがあるしジョジョ自体に「黄金の精神」って言うのがあるんだけどやっぱり形兆戦までで尺も2時間くらいしかないなかで描き切るのは無理だと思うんだよね…(実際黄金の精神をみたってジョセフが言うのも最後だし)

その壮大なテーマの一部になれても一本の映画の結論としては多分無理。

でも今回「家族」っていうテーマがあった。

父親を憎み殺したアンジェロ、複雑な気持ちがありながらも父親を殺したい形兆、祖父が殺され複雑な事情で父親が不在の仗助。

ここが綺麗に繋がって最終的に仗助の「俺がこの街を守りますよ」になったのが本当に良かった。

原作ではちゃんと描かれなかったアンジェロを捕まえたのが良平(仗助の祖父)ってのと、街を思う警官っていう、良平のことをとても丁寧に描いてて良い

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いかにも街を思ってそうである

 

祖父が壊した正義の象徴であるように描かれた腕時計を、最後直してつけてる演出もグッときました

 

戦闘面(アクション面)では、アクアネックレス戦での山田孝之さんのスタンドに連動する演技が凄かった。というか「ヤバい奴」と「たまに出る小物感」を全体的にちゃんと演じられてたのはすごいと思いました(何様)

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まさに怪演 

 

億泰戦も億泰が億泰で良かった。ザ・ハンドはなかなか原作通りのビジュアルで、空間が「削りとられる」演出は一瞬!って感じで「瞬間移動」っていうのに説得力があった(その割に康一くんズルズル引き寄せられたけど)

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虹村家の雰囲気は完璧だった

 

あとスタプラね。顔にシワが少しあったのは承太郎が大人ってことを表してる?今後3部実写化があったら原作のような顔立ちかもしれませんね。

でも2戦とも少し物足りなさがありました。もっと派手なスタンドバトルが観てえよお!と思ってたらバッド・カンパニー!こいつがメイン!

ヘリコプターから兵士が降りてきて(この物陰から出てくるヘリコプターもカッコいい!)椅子の脚や人形の陰に潜む!

コレ本当に実写の利点ですよ!トイストーリーよろしく小ちゃいやつらがゴソゴソする!しかもそれが実写で!

さらにこの兵隊たちの動きの細かいこと細かいこと。クレDに一斉射撃を加えつつ少しずつ前進し銃を構えなおしたり、隊長?っぽい人が兵隊を誘導したり。

そんな激しい砲撃をクレDが弾いていく!すごい派手!これが見たかった!!!!

ミサイルのいかにも効いてるって感じもいいですし、ヘリからの攻撃がさながらキングコング(髑髏島)のようでした。

攻略方法も一味変えてて原作既読の人でも伏線回収の気持ちよさが感じられるのは感謝です。

億泰パパが康一の脚掴むの案の定怖かったけど億泰パパCGじゃなくて着ぐるみなのね!意外!

 

こんな長々と書きましたが正直今回の映画は最後のシアーハートアタックに全部持ってかれました。

ずっと「コンセントからくるぞくるぞ〜コンセントから離れろ億泰ぅ〜」

とか思ってましたもん…

そしたらサーモグラフィーでアレ?って思ったらシアーハートアタックが飛び込んでくるじゃないですか。動きと造形完璧でしたね。口からシアハが出てるシーンは実写ならではの不気味さがあったと思います(というか怖い)

そして最後に思わせぶりな笑いをする由花子、爪、手次回が楽しみな終わり方でした。

 

ちゃんとジョジョで良かった!第1章としても良かった!第1章、完!(言いたかっただけ)

 

http://takuanu.hatenablog.com/entry/2017/08/11/210202

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