オタク、初めて美容院へ行く
髪型なんてよォ〜〜ワックスでいい感じにしときゃなんとかなるだろォ〜〜〜?
とか考えていた時期があったよな…
そもそも外見に気を使う必要はないと思ってたんだけどある時男3女3の合コンみたいな席(合コンではない)でお食事をするときがあって俺は内心「何を喋ればいいんだ…?」と超焦ってました。そしていざ始まるとまあ話の盛り上がらないこと。
時折盛り上がる事はあっても話がブツ切りに…
奥の手で俺が着ている富嶽三十六景Tシャツで「この絵なーんだ?」みたいなクイズをやろうとするも当然不発(ちなみに正解は凱風快晴)
ていうか大学生が富嶽三十六景で盛り上がることそうそうないだろ。
そして、女の子たちの時間を奪ってしまった罪悪感に苛まれつつ帰路に着いた俺は考えた。「イケメン…というか垢抜けた感じがあればこう…もっと楽しい場にできたのでは…?」
次の日、ホットペッパービューティをダウンロードした俺は美容院に予約をした。え?これで予約できてんの?大丈夫?行って「は?」みたいな顔されない?
実際に行ってみるとそんな事はもちろんなく席へ案内されました。こういう小さなことで安堵してしまう人生な…
一番困ったのが髪型のオーダー。いや困ったのは店員さんの方だが。イマイチカッコいい髪型、自分に似合う髪型を理解してないので「短めに…」とか「爽やかな感じで…」という抽象的なオーダーになってしまったが、爽やかな感じででイメージを掴んでもらえたみたい。「爽やかな感じ」って言うのめっちゃ恥ずかしかった。
店員さんのおすすめでツーブロックにしてもらいました。メガネだとスッキリした感じが出ていいらしい。
そして施術中、店員さんがトークをリードしてくれたおかげで話は途切れることはなかったので良かった。マジでありがとう。
「終わった後にこんな感じでよろしいですか?」と言われるけど俺は髪型の良し悪しをよくわかってないので店員さんがお出ししてきた髪型を、店員さんを信じて受け入れるしかない。まあプロだし変なことにはなっとらんやろ…
最後にトリートメントをもらって「ご自身でお使いいただくか、彼女にあげちゃってくださいw」と言われたので笑ってありがとうございますって言っといた。見栄はって彼女いる風に振舞っちゃったわ…
感想としてはやっぱり事前知識めちゃくちゃ必要だね!!店員さんも自分も困っちゃうぞ!!
コレで見た目もいくぶんかはマシになっただろうと思ったけど安いワックス使ってるからあんまり髪型キマらないね!次回『オタク、ワックスを選ぶ』に続くな…
(次回は『オタク、服を買う』です)