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DA PUMPの『U.S.A』の歌詞考察 その1

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音楽に対して触れる面積の少ない私はアニメやドラマや特撮に関係した歌しか聴くことがなかった。当然流行りの曲にも疎いのだがDA PUMPの『U.S.A』は奇跡的にその小さい面積に触れた数少ない曲だ。

好きな曲なので当然ネットで検索することもあるわけだがUSAで検索すると候補に「USA 意味不明」などが出てくる。「ダサかっこいい」で評価されているのをよく見るが本当にダサかっこいいフレーズを並べているだけなのだろうか。

 

少しずつ意味を紐解いてみる

(後述の歌詞でこの歌は日本人目線の歌詞ということが明らかになるので日本目線で歌詞を考察していく)

 

オールドムービー見たシネマ(シネマ)・ここだけでは時代を特定することはできない。


リーゼントヘア真似した (真似した 真似した)U.S.A.・リーゼントヘアーが流行ったのは日本では1950年代、1980年代と言われている。つまりこの歌はその頃だと考えられる。


FM 聴いてた渚 (渚 渚) U.S.A.・ここでのFMはFMラジオを指していると考えるのが自然だろう。日本でのFMラジオ放送は1957年にNHKが試験放送、1958年からは放送教育を目的にされたものが放送された。渚でリーゼントを真似する人たちが放送教育を目的にしたものを聴くとは考えにくい。よってリーゼントの情報と合わせて1980年ごろと特定できる。


リズムが衝撃だった (だった だった)・FMラジオで音楽を聴いている、と考えるのが自然だろう。「リズムが衝撃」ということは洋楽を聴いていると推測される。

 

数十年でリレーションシップ だいぶ変化したようだ・ここで時間が一気に進む。ここまでの歌詞は現在から過去を思い起こしていたものであることが確定した。(歌詞が過去形だったので薄々分かってはいるのだが)

だがここで1番注目すべきは「リレーションシップ(関係)が変化した」というところである。DA PUMPのファンの方なら周知であろうがDA PUMPはメンバーの入れ替わりが激しかった。ここだけそうなのかは不明だがDA PUMPのことという可能性が出てきた。結成から20年のため数十年というフレーズも合致する(もちろん先ほど推測した年代も合致する)

 

だけれど僕らは地球人・ここは原曲のJoe yellowの「USA」を聴いていただくとわかるのだが、原曲のここは「地球人」と空耳することができる。


同じふねの旅人さ・先の「地球人」と合わせると宇宙船地球号と言った言葉が連想されるだろう。1960年〜70年ごろにこの言葉が使われた著書が多数出版された。先述の1980年と少し食い違ってしまうが1980年ごろ(誤差10年)と仮定しておく。

 

C'mon, baby アメリ・そのままだと「アメリカに来い」と言う意味だが「(アメリカへの憧れのため)アメリカが呼んでいる(と感じている)」と解釈した方が自然だろう。


ドリームの見方を inspired・ドリームはアメリカン・ドリームのことだろう。この青年はアメリカン・ドリームに影響を受けて大きな夢を持っていることがわかる。


C'mon, baby アメリ
交差するルーツ タイムズスクエア・交差するルーツ=タイムズスクエアと考えた方がいいだろう。つまりアメリカのタイムズスクエアが原点ということである。


C'mon, baby アメリ
憧れてたティーンネイジャーがアメリカに憧れている日本人青年と考えられる。


C'mon, baby アメリ
競合してく ジパング・1980年ごろの日本は海外旅行が盛んな時期で、日本の若者たちがアメリカに行くため競い合っている情景が理解される(ここでこの歌が日本目線ということがハッキリする)

 

 

1番はここで終わりなわけだが一度情報を整理してみよう。

・日本人視点

・1980年ごろ(誤差10年)

・日本人青年のアメリカへの憧れ

DA PUMP自身のこと(?)

特にサビでは「日本人青年のアメリカへの憧れ」が強く描写されているのでやはり主題はそういうことなんだろう。そしてこれはDA PUMP自身にも当てはまらないことはないのでDA PUMP復活のための「DA PUMPのうた」のような位置付けとして売り出されたという推測もできる。

2番以降を見てここら辺を決定したい

その2はこちら

http://takuanu.hatenablog.com/entry/2018/09/04/161804

                                                     出典:Wikipedia