ざっくばらんセンテンス

映画観た感想とかイベントの感想とか

アンデッドアンラックの1巻が発売されたので紹介します

4月3日、とうとう発売されましたね、『アンデッドアンラック』の1巻。

久しぶりにジャンプで読んで、これは単行本もしっかり買っていこうと思った漫画です。

 

アンデッドアンラックは体がバラバラになっても再生し、長年死ねずにいたアンディと自分に触れた人に対して不幸を起こしてしまう出雲風子の二人が活躍するバトル漫画です。

彼らのような能力を持つ者は否定者と呼ばれ同様に「不○○」の能力を持ったキャラクターが登場します。(アンディは「不死」、風子は「不運」の否定者)

 

この漫画の面白いところは否定者の能力のルールの厳しさ。例えば、一口に「触れたら不幸が起こる」といっても、どう触れたらどのような不幸が起きるのか?をちゃんと検証し、状況を打開する策として使われます。

 

不幸が起きるというギャグマンガ的なギミックをバトルものに活かした結果、周りのものを利用して戦うというバトルスタイルのキャラが生まれ、その性質上伏線が仕込まれた楽しいバトルになってるわけですよ。

 

 

そしてこの作者の戸塚慶文先生、伏線の仕込み方が上手い…

あ、これ謎だな!とわかるものもあれば、のちにこれはこういうことだったのだ!とされる部分もあり、まあ~読者は掌の上でコロッコロですよ。

1巻に収録されている、ある謎も予想外の形で回収され(1巻未収録)、そういうことか~!となったので、めちゃくちゃ楽しいです。(ジャンプ最新話まで読んだうえで単行本1巻読むのがめちゃくちゃ楽しかった)

 

決めるシーンもバチバチに決まった台詞回し&絵作りでめちゃくちゃアガれるのでぜひ読んでみてください。

僕は2話の「勘違いしないでよねっ!」のシーンが好きです。これでこの漫画を好きになったといっても過言ではないほど。

やっぱりウソップ海賊団解散で一番泣いてしまうんだよなあ

ただいまジャンプ+にて無料公開中のONE PIECE

僕もONE PIECEは小学生のころから単行本をコツコツ集めてましたしジャンプも読んでいたのですが、金銭的にキツくなってきたのとドレスローザのちょっと遅めの展開で飽きたという理由で、単行本は空島終わったくらいと魚人島~ドレスローザ中盤まで集めていたのを全部売ってしまいました。

 

今、無料公開されているということでいい機会と思い、ウォーターセブン~頂上戦争の空白を埋めるついでに読み返したのですがやっぱりどのシーンよりも「ウソップ海賊団を解散する!」が一番心に響くんですよね。

 

メリー号やビビのように長く登場したキャラクターとの別れでもなく、ナミやロビンのように悲惨な過去から解放してほしいという叫びでもない、ほんの十何話ほどだけ登場した海賊と呼べるかどうか怪しい彼らの解散が僕の中では一番なんですよ。

 

なんでかっていうとウソップ海賊団って自分の小学生のころとダブるんですよね。

友達たちと何か組織を作ったり公園で何でもないようなことをおおげさにして遊んだり。そこらへんの具体例は解散直前の回想で少し出てくる程度ですが全編通しての空気感は完全に幼少期の自分たちでした。

 

そうやってゴリゴリに感情移入したところで解散するんですよ。

僕も一緒に遊んでいた友達が急に引っ越していつも遊んでいたグループが消滅したこともあったのでウソップが急にいなくなるのがここでもダブる。

 

そんな個人的な文脈がモリモリ乗っているのに、

海へ出ると宣言しどんどん作り笑顔を保てなくなってしまうウソップ、対し必死に叫んで引き留めるにんじんピーマンたまねぎ。流れるウソップ海賊団の回想。ウソップが「それぞれの野望の火をたやすことなく己の道をつき進むことをここに誓え!」とめちゃくちゃかっこいいことを言ってテンションがグンと上がったところでドーンと「今日限りをもってウソップ海賊団を!解散する!」の宣言。

この演出ですよ。

最高に泣けてしまう(本当に涙流しそうだった)

僕の中では、エモーショナルなシーンはそれこそめちゃくちゃあるんですが泣けるという点においてはここは本当に他の追随を許さないと思ってます。

 

【連載】キラメイジャー4話感想

ロボのお披露目も終わり販促タームが終了した…と思いきや、ガルザが保有のロボット、スモッグジョーキーが登場。そんなんあったんかーいと思ってたらおもちゃの発売は確定してないそうで。ガイソーケンパターンか?

f:id:takuanU:20200329112827j:plain

 

今回特筆すべきはやっぱりガルザ。エピソード0のとき見たとおりの裏切り者でしたね。

瀬菜が言う通り、魔進を生み出すのは充瑠固有の能力と思いこんでしまってたけどそういえばこの能力ってオラディンも持ってたわ。

兄弟のガルザもこの能力が使えると今回示されたわけですがマブシーナはオラディンしか使えないと言ってたがこれはいかに…

特にマブシーナが反応したシーンもなかった(そもそもその話を聞いてなかった?)のでそこらへんはなあなあになりそうですが。

充瑠が魔進を生み出す能力を持っているということでオラディン王に王座を奪われたトラウマがよみがえったのか「この牙!この爪!このチェーンソー!」と自分の魔進の力を誇示するシーンは(ちょこっと面白かったけど)理不尽さに対するガルザの叫びとしてなかなか良かったと思います。これでマブシーナ以外に充瑠との因縁ができたのでガルザのこの先のが楽しみになりますね

しかし同士討ちを「ガルザ怖え~!」で済ましてしまうヨドン軍、なかなかにゆるい(笑)。まあ回りくどい作戦ばっかりやってますしね…

 

次回予告で「君のハートにターゲットロック!」って言ってませんでした?デカレンジャーオマージュか?

鬼滅の刃の次にはこれがバカ売れすると思っているジャンプ漫画

ジャンプをしている男の子のイラスト

鬼滅の刃、めちゃくちゃ流行ってますよね。

いや、使い古されたネタだろうけども。

僕はアニメ見て「まあまあやな…」って感じです。無限列車編で多分掌返すと思います。

 

しかし、何か流行ってると自分の推してる作品の話をしたくなってしまうのがオタクの心。

 

ジャンプつながりということで僕の好きな作品を2本紹介させていただきましょう。

まずはこちら

 

 

呪術廻戦

 

[第1話]呪術廻戦 - 芥見下々 | 少年ジャンプ+

まあ~「これ紹介しなきゃウソでしょ」

この漫画、呪術の高校に通う生徒が呪力を使って敵の呪術師や呪いを倒したり祓ったりするお話なんですが恐ろしく合理的で頭が良いです。

例えば「この攻撃は一体なんだ!?わからん!」と言うときに「わからねば!」という一言がつくんです。戦いの最中ですもん。わからねばならないんですよね。

あと台詞回しが魅力的です。作者がいろんなエンタメを見てきたんだな~と思えます。

もっと語れる人ならこのキャラがいることで~みたいな構成の話ができるはずなんですけど僕にはそこまで漫画経験値がないので終わりまーす。

とにかく頭がよくて気持ちいい漫画、呪術廻戦です。アニメも始まるので次に来る筆頭。

youtu.be

 

アンデッドアンラック

[第1話]アンデッドアンラック/ジャンプ本誌新連載マンガ試し読み - 戸塚慶文 | 少年ジャンプ+

まだまだ新連載に数えられるこの漫画。(2020/3/26現在)

もう、おっもしれえ。

能力バトルものですがその能力が何かの否定とされています(不死、不運、不可避など)

能力のルールも細かく設定されておりバトルがとてもロジカル。世界にルール(性別、言語など)が付与され続けていることが明かされ、それを止めるため提示されたクエストに向かうという目的ができました。

略称はアンデラです。

まだまだ連載は始まったばかりですがこの勢いのままならめちゃくちゃヒットすると思います(というよりして欲しい)

 

 

他にも面白い漫画はいっぱいあるんですけど結構尖ってたり大体アニメ化くらいまでしてるので今回紹介したのはこの2本になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

【連載】魔進戦隊キラメイジャー1話から3話を見て

史上初の劇場版先行公開が記憶に新しい魔進戦隊キラメイジャー。

 

ルパパト、リュウソウという濃い味を2年連続で味わってしまった今果たして楽しめるのか?という不安もありましたし、話の中心であるレッド不在といえどepisode0を観て本編がさほど楽しみにはならなかったので「今年はどうかなあ…」といった感じだったのですが1話目、めちゃくちゃ面白かったです。

 

んまあ~レッドがいるだけで話が変わる変わる。スーパー戦隊の定石として個性的なメンバーの中で際立ってレッドが「異端」であることが述べられると思っているのですが、レッド抜きのエピソードを見てからだと、それが如実に感じられました。

 

そんでもってキラメイジャー、特撮がすごい!

 

巨大戦でビルの間から上昇してくるヘリコ、邪面獣がダッシュすると爆発とともに飛び上がる破片、空撮カットも交えたトドメ。フェチが、フェチが詰まってますよ。

ルパパトあたりからロボ戦に対する接し方が明らかに変わりましたよね。セットも高いビルが増えたり。本当にいい傾向。リュウソウではマンネリ化した巨大戦への移行の仕方に対してどうにか違うアプローチをしようとして苦心していましたがキラメイではそれの完成形といった感じで。

相手の思惑通り邪面獣が現れてしまうこともあれば敵を倒して保険が適用され、邪面獣が出現するパターン、もあるという。バリエーションがあるのがとてもいいですね。

 

あとED前のミニコーナーみたいなのめちゃくちゃ好きなので復活してくれたのすごくうれしいです。歌の内容が魔進紹介みたいなのも良いですね。(炎神ラップ大好きマン)

 

来週からは1話ごとに更新しようと思います。

仮面ライダージオウ 時系列完全整理…できなかった

1周目 ウォズがソウゴをオーマジオウの道へと導く(ウォッチ集め)。世界の危機を救うことで最低最悪の魔王、オーマジオウが誕生。その際に救った世界の危機がクウォーツァーによるものかスウォルツによるものかは不明。ただ、オーマジオウは平成ライダーの墓守的存在らしいので(公式サイトより)平成を修正しようとしたクウォーツァーの仕業によるものと考えた方が自然。

 

 

オーマジオウが誕生したことでゲイツツクヨミらが2018年9月へとタイムスリップ。2周目が開始する。(テレビ本編)

グランドジオウ誕生。ゲイツが盗んできたドライブライドウォッチで全てのライドウォッチを揃えたことにしたのでドライブの世界は統合されず、クウォーツァーはまだ介入できない。

ソウゴ、仮面ライダーオーマジオウへと変身。歴史を作り変えて2018年9月からやり直す。(テレビ本編終了)

「次またオーマジオウへ導くのは難しそうだ」(意訳)から分かるようにウォズはクウォーツァー(メタ存在)なのでループ前の記憶があり、またソウゴをウォッチ集めに導く。(3周目開始)

 

ソウゴ、本編と限りなく近い形でドライブウォッチ以外のウォッチを獲得。(劇場版でちょいちょい挟まれる回想で本編と同じシーンが出てくるので恐らく似た歴史を歩んできた)

 

芸津殿の絵巻が発見される。(劇場版)

ドライブウォッチを継承。全ての世界が統合される。

クウォーツァー登場。

なんやかんやで平成ライダーが溢れ出す。

みんなでカレー食べようぜ!

 

パ-リィ!パパパ-リィ!パ-リィp.a.r.t.y!

 

この説の疑問点としてまずミハルの「君たちがソウゴに出会うとソウゴがオーマジオウになってしまう」発言がある。これはSOUGOが平成をやり直すからオーマジオウはそもそも誕生しないということを、もしくはスウォルツとの戦いの中ゲイツらの死がトリガーとなってオーマジオウに変身することを指している。

また、オーズの歴史が消えたのにもかかわらずアクアが存在しているのはアクアの世界が存在しているから、もしくはミハルがクウォーツァーに近しい人物であると考えられるが後者は判断材料に欠けるので恐らく前者。

多分なんらかの影響があったからミハルくんは駆けつけてくれたんだと思う。(ここは材料が少ないのでこれくらいしか言えない)

あと世界をまた元に戻した際地球が21個で平成ライダーの世界とあと1個はなに?っていうのはアクアの世界だと思う。

もう一つは2周目でゲイツが剛のことを知っていたこと。これはマジで分からん。ゲイツがたまたま剛のことを知っていたくらいしか説明がつかない。

 

この説ならタイムジャッカーが映画に出てこないことに説明つくかなって思ったけどあまりにも矛盾が多い。

やはり本編のどこかで芸津殿絵巻が発生したのがオーバークウォーツァー、本編がそのまま進んだのが最終回とするのが無難か。

 

頼むぞゲイツマジェスティック〜小説〜

 

『劇場版仮面ライダージオウ Over Quartzer』に対する僕の解釈(考察記事)

こちらは感想ではなく映画によって明かされた謎などに対する解釈・考察の記事となります。

もちろんネタバレまみれ。

感想はこちら

http://takuanu.hatenablog.com/entry/2019/07/28/004610

f:id:takuanU:20190728012244j:image

それではなるべく時系列順にいきましょう

・ザモナスは何しに2019年に来たの?

十字架(の匂い)を確認して消えたところを見ると信長とクリムの祖先の繋がりの確認をしにきたものと思われます。クララがクリムの祖先というのは家系図で確認できたもののコンタクトの取り方がわからないからそこを確認するためみたいな。

・目的がライドウォッチを揃えさせることなのになんでドライブの歴史を消しに来たの?

そもそもレジェンドたちとのコンタクトの取り方って歴史が消える、タイムジャッカーによって異常を発生させることが起点となっていたので騒動を起こしてライドウォッチを継承させるのが目的だったのでしょう。(あの映画が本編後なのかパラレルなのかで結論が違いますが「ドライブ編」を起こすような騒動をタイムジャッカーが起こす前に倒されてしまった可能性が大きいですよね。アナザードライブもドライブの歴史を消すことが目的じゃなさそうだし)

 

・本編で白ウォズが変身したことに対して黒ウォズがありえないと言っていた理由

ウォズらクウォーツァーの面々はやり直した平成で主役になるつもりでした。つまり「仮面ライダーウォズ」平成の時点で誕生してはいけないのです。それを白ウォズはやってしまったわけですからそりゃ驚きますよね。結果的に黒ウォズが仮面ライダーウォズになったことでウォズも平成ライダーになったわけですが。

 

・スウォルツさんソウゴのこと勘違いしてたの?

特に繋がってる様子も何もなかったのでSOUGOがダイマジーン消したのに気づかずスウォルツさんが「こいつや!」ってなった可能性が高い。

 

・消えたはずの剛の記憶がソウゴ救出時点でも戻ってたのはなぜ?

なんか剛ってあなたの記憶が消えたんですよって説明しても納得してくれそうじゃないですか…「お前だから託した」もそう言うだろうということで。それで納得できないなら「未来はわからない」と言うことで剛の記憶がいつの間にか復活してるのも済んじゃうんですよね。そういう力技で平成ライダーの整合性のとれなさを解消できるようにしちゃったのもこの映画のすごいところです。

 

平成ライダーが溢れてきたのは?

1.ウォズが逢魔降臨歴を破ったことで今までのことがなかったことになる。つまりあの本も白ウォズのタブレットのように書かれたことを固定する力があったんじゃないかと(書き足しはできないけど)

2.平成ライダーはそもそもそんなライドウォッチで歴史を奪えるような存在ではなかった。「枷など通用しない存在」だった。

 

・なんでフォーエバーの時みたいに仮面ライダーという番組が存在してるみたいになってたの?

斬月の張り紙や漫画版クウガ、本来ならあの世界にはないですが私たちのイメージとしてわかりやすくするためにあったのかな?まあ私たちのいう整合性という枷は平成ライダーに通用しませんから。

 

・なんでオーマジオウが助けてくれたの?

あのオーマジオウは常盤SOUGOではなくソウゴがなったオーマジオウで本編でミハルが言っていたようにゲイツツクヨミの介入により誕生したオーマジオウだから。つまりSOUGOのオーマジオウのせいでツクヨミゲイツが2018年に来てソウゴのオーマジオウが誕生し、ソウゴがSOUGOを倒す世界線が生まれたということ。事実ソウゴが吸い込まれかけていたところであのオーマジオウの世界は崩れかけていましたし。

そして未来の自分からウォッチを継承。オーマフォームへという流れ。

 

・バールクスの「やむをえん」とは?

この台詞とともにJとバイオライダーのウォッチを使用。特にJなんかは巨大化だけが先行してしまったSOUGOの忌んでいる平成の使い方になるためその手は使いたくなかったんでしょうね。(そしてお前らのせいでむちゃくちゃだ!という春映画批判)

 

・ラストのDA PUMPの人たちの雰囲気めっちゃ良かったね

さすがアーティスト。

 

 

 

ありがとう平成ライダー